今回は腸活とメンタルヘルスの関係について、紹介したいと思います。
腸の活動を整えることで、心の安定もにもつながりますよ。
腸活とメンタルヘルスの関係
腸活とメンタルヘルス(心の健康)って、一見関係の無いように感じますよね。
でも実は、腸活によりメンタルヘルスのケアが可能です。
メンタルの病は、悩みやストレス等により脳が精神的に疲労してしまうと発症します。
つまり、”脳の病”と言えますが、実は脳と腸は神経的に直接繋がっており、腸の調子が悪いと脳も調子が悪くなります。
逆に脳の調子が悪いと腸も調子が悪くなります。このことを”脳腸相関”と呼びますが、緊張してお腹の調子が悪くなるのがその一例です。
そのため、腸は”第二の脳”とも呼ばれています。
脳の疲労は自律神経が関係
自立神経とは、身体の代謝や体温などをコントロールする神経のことです。
この自律神経が脳と腸を間接的に繋ぐ仲介役となっており、自律神経が乱れると様々な身体の不調が発生します。
つまり、自律神経を整えることが、腸の活動を活性化させ、さらに脳の疲労を抑えてメンタルを正常に保つことに繋がります。
自律神経には”交感神経”と”副交感神経”があり、このバランスが崩れてしまうと自律神経が乱れてしまいます。
交感神経
交感神経とは、身体を活発にする神経です。
主に昼間や日中の活発に活動する時間帯で優位になります。
また、恐怖や不安を感じたり、イライラするときにも交感神経が優位になります。
交感神経が優位なときは、腸の活動が悪くなり、脳も疲れを感じます。
副交感神経
副交感神経とは、身体を休息させる神経です。
夜間や身体がリラックスしているときに優位になります。
副交感神経が優位なときは、腸が活発になります。
自律神経が乱れると
自律神経(交感神経と副交感神経)の関係が乱れると、不安や緊張が高まり、身体の不調を引き起こします。
例えば、頭痛やめまい、全身のだるさなどです。
また、腸の”ぜんどう運動”(腸が動いて便を出そうとする働き)がうまくいかず、下痢や便秘を引き起こしやすくなります。
自律神経を安定させるためには
自律神経の安定はホルモンの働きが関係していると言われています。
特に快感を感じたときに分泌する「ドーパミン」や、心が安定しているときに分泌する「セロトニン」を定期的に分泌させることで、自律神経を安定させることができます。
特に幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは腸活と密接に関係しています。
セロトニンは腸から作られる
幸せホルモン「セロトニン」は、腸が整うことで分泌し、気持ちを前向きにしてくれます。
腸内環境が悪い状態が続くと、セロトニンが不足し、イライラや不安の原因になります。
つまり腸活により、セロトニンを分泌させることが、メンタルのケアに繋がります。
セロトニンの分泌を促すには
セロトニンの分泌を促すためには以下の方法があります。これらを総じて”腸活”と呼ばれています。
腸内環境を整える
腸内環境を整えることで、必然的にセロトニンが分泌されます。
朝起きて太陽の光を浴びる
太陽の光を浴びることでセロトニン分泌スイッチが入ります。
朝コップ一杯のお水を飲む
朝起きてコップ一杯のお水を飲むことで、腸の働きが良くなります。
冷たいお水だと腸がびっくりしてしまうため、常温のお水が望ましいです。
また飲む前に歯を磨いて、口の中の細菌を体内に入れないようにしましょう。
軽い運動を行う
運動は自律神経を鍛えることが出来ます。
気持ち良さや達成感が得られることがポイントです。
まとめ
以上で述べた通り、腸は第二の脳と言われるほど、脳と深い関係にあります。
腸内環境を整えることで精神疾患やうつ病、認知症の予防ができると言われています。
また腸活することで、既に発症してしまった精神疾患やうつ病の改善が期待できます。
ストレスを溜めずに、自分を大切に一番に考える事が時には必要です。
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